最近の会計基準

日本語として不自然になった印象がありますね。
お客様に改正内容を説明する際は、会計基準原文のままだと、内容が伝わらないことが多く、
さらに翻訳する手間がかかっています・・・

日経平均一時500円安 日銀「はしご外し」に揺れる

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB120SV0S4A310C2000000/

「はしご外し」とされた、ETF買い入れですが、昨年は3回しかやっていないので、過剰反応な気がしますが、さて。
来週の日銀政策決定会合で、ETF買い入れを辞める旨の発表が仮にあれば、再び過剰反応するかもしれませんね。

国内最大級の歯科医院グループ、突然の倒産劇を引き寄せた失敗

https://newswitch.jp/p/40701

業績をよく見せるために、前受金を適切なタイミングよりも早めに売上計上していたようですね。
自分ではばれていないと思っていても、決算を詳細に分析するような関係者(銀行等)には、実はばれていて、
全くいいことがなかったという監事ですかね。売上を早めに計上することで、税金の負担も実態以上に増えてしまいますし。

リースの識別

リース会計基準でいう、「リースの識別」の要件の一つに、「リースの対象となる資産が特定」というのがありますが、
この「特定」というのは、民法上の「特定物」に近い印象を受けており、その整理にした方が当事者の納得を得やすい気がしてきました。

不正リスク要因の検討

財務諸表監査の話題です。監査基準委員会報告書240の「付録」を元に不正リスク要因の有無をチェックしていくわけですが、一つ一つ潰すのは大変ですね。数十項目あるので。法律ではないので、例としていくつか参考にする程度にとどめたいのですが、実務慣行としてはしらみつぶしにすべて検討するのが主流のようなので、大変なんですよね。