会社のウェブサイトには現時点でその旨の適時開示が見当たりません。上場会社が有価証券報告書等に虚偽記載を行い、直ちに上場を廃止しなければ市場の秩序を維持することが困難であることが明らかであると当取引所が認める場合に該当するためとのことです。こちらは、昔から社名を何度も変えてきたところです。
カテゴリー: 監査
会計士協会、オルツ監査人のシドー「調査し適切に対応」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOTG08AM80Y5A800C2000000/
監査法人シドーに対し「監査実施状況の調査を始めている」と発表しており、結果に応じて「会則・規則にのっとり適切に対応する」ということです。結果次第では上場会社の監査でできなくなる等の措置が考えられます。
マクロスコープ:日本企業の会計不正、4年で倍増 「リモート監査」も一因か
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6ca452109ad8715155ab4b7059b88dcc335309c
実際の書類や商品を視察し、業務に携わる皆さんと実際に会ってお話をしないとイメージがわかないですからね。帳簿を見たり分析したりするだけでは限界があります。
特別調査委員会の報告書
本文中にある「他者に報告せず、自己で背負い込む・・・」というところはありがちですね。こういう事態に陥らないような手段としては、内部通報制度などが考えられますが、内部通報制度がない場合は対応が難しいですね。
「AI GIJIROKU」オルツが経営破綻 負債24億円、売上の9割が架空
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb61dd6645ace9d1d11a4072ce4eb67a40c10541
上場して1年未満で上場廃止どころか経営破綻です。売上高の9割が架空とありますが、これを受けて監査手続の厳格化が加速しそうです。
企業価値担保権付き融資
https://jicpa.or.jp/specialized_field/20250724dwb.html
企業価値担保権付き融資という概念に合わせて、貸倒引当金検証に関する実務指針の見直し案が出ているようです。
九割以上の売上高が架空
https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20250725520988/
話題の企業ですが、大変なことになっていますね。循環取引というのは、事後的にはおかしな点があるのですが、進行途上の段階で指摘するのは困難な点がありますね。書類上は矛盾がない場合は。