昨日に引き続きリースです。両者の違いを簡単にいうとこうなります。
ファイナンス・リース→借金して資産を買ったとみなすリース
オペレーティング・リース→賃料を払って資産を借りているとみなすリース
なお、ファイナンス・リースは、所有権が移転したかどうかでさらに分かれます。
所有権移転ありのファイナンス・リース→借金して資産を買ったとみなすリース
所有権移転なしのファイナンス・リース→契約期間中のリース料総額が300万円未満かつ企業の事業内容に照らして重要性がないなら、賃料を払って資産を借りているとみなしてもよいとされるリース
こんな感じで整理されます。特に、300万円基準ですが、金額だけで判定できないことに注意が必要です。例えば、倉庫業等で、1契約当たり300万円未満の「かご車」を大量にリースしている場合等は、事業内容に照らして重要性がないとはいえないので、借金して資産を買ったとみなすリースとしての取扱いが求められる場合があります。