※ 論点整理を目的とした投稿ですので、事案の概要と論点をひとまとめにした箇条書きのみを記載しています。結論は、どこかの媒体で発表するかもしれませんし、発表しないかもしれません。
・監査報告書の署名者は、ローテーションがあり、監査契約が続く限り、いつまでも署名できないようになっている
・筆頭の責任者が5年、その他の署名者が7年というのが一般的なルールと思われる
・このローテーション制度は、被監査会社とのなれ合い防止を目的とする
・しかし、会社との信頼関係構築も重要ではないか?5年で会社との信頼関係を作れるかというと難しいのではないか?
・グレイステクノロジー等の粉飾決算も、監査法人との信頼関係を構築できず、経営陣が暴走した結果ではないか?
・現状、監査法人は、経営者とのディスカッションといい、経営者と何らかのコンタクトをとっているが、儀式的なものにすぎないのではないか?
・経営者と腹を割って話し合い、信頼関係を築こうとすると、むしろ、筆頭の責任者は最長15年くらいのローテーションでもいいのではないか?