非常に簡単な債券価格の計算

コンソル債(永久債)と言われる、償還が永遠にないという前提の債券価格の算式です。

債券価格=契約に基づきもらえる1年間の利息÷現時点の市場における利率

現時点の市場における利率というのは、「利回り」と言われる数値と考えてもらえれば大丈夫です。したがって、利回りが上昇すると債券価格が下落するという反比例の関係にあります。

今回の記事はコンソル債が前提となっていますが、償還がある通常の債券でも、上記の反比例の関係は成り立ちます。ニュースで、日本の10年国債利回りがどうなったとかいうのがありますが、利回りが上がっていたら、国債の価格が下落している。すなわち、日本の国債の信用力が低下している。その結果、為替レートが円安になったりするみたいな感じです。

インボイスの様式対応

インボイスの記載事項は以下の6つです。

① 適格請求書発行事業者の氏名又は名称及び登録番号
② 課税資産の譲渡等を行った年月日
③ 課税資産の譲渡等に係る資産又は役務の内容(課税資産の譲渡等が軽減対象資産
の譲渡等である場合には、資産の内容及び軽減対象資産の譲渡等である旨)
④ 課税資産の譲渡等の税抜価額又は税込価額を税率ごとに区分して合計した金額及
び適用税率
⑤ 税率ごとに区分した消費税額等(消費税額及び地方消費税額に相当する金額の合
計額をいいます。以下同じです。)
⑥ 書類の交付を受ける事業者の氏名又は名称

インボイスは手書きで作成してもOKとされていますが、ネックになるところが④及び⑤でしょうか。複数税率が併存している業種だと面倒ですね。

なお、⑥も案外面倒かもしれません。会社員が会社経費になるものを立替購入したときなどは、いちいちインボイス発行になりますし、インボイスの控えとして交付先の名前を残さないといけないですし。なお、名前とは、立替購入した人の氏名ではなく、立替購入した人が所属する法人等の名前になるので留意が必要ですかね。

インボイス

いわゆるインボイス制度適用後の新消費税法57条の4第1項は、「適格請求書発行事業者は、国内において課税資産の譲渡等…を行った場合…において、当該課税資産の譲渡等を受ける他の事業者…から次に掲げる事項を記載した請求書、納品書その他これらに類する書類(…適格請求書…)の交付を求められたときは、当該課税資産の譲渡等に係る適格請求書を当該他の事業者に交付しなければならない。…」とあります。

上記青線のように、「適格請求書(インボイス)の交付を求められたとき」とありますが、取引の相手方でインボイスを求めない人なんているんだろうか?と思いました。

一般消費者が相手の商売(B to C)ならまあ理解できますが、個人事業主や法人が相手の商売(B to B)だと求められなくても出しますよね?この条文は、B to Cを想定した書きぶりにしてあるんでしょうか?

「交付をしてはならない旨」の規定はないので、一律に交付しておけば問題ないんでしょうが、気になったところ。

※ 交付義務が免除されるパターンもあるのですが、今回の投稿では対象外にしています。

支配人

支配人とは、会社や商人に代わってその営業に関する一切の裁判上または裁判外の行為をする権限を有する商業使用人とされる(会社法11条1項、商法21条1項)。商人とはいわゆる個人事業主をイメージしてもらえるといいと思います。

個人事業主でいう支配人とは、株式会社でいう代表権を持った取締役を自分以外に選任するイメージですかね。なお、支配人を選任したときは、登記が必要です(会社法918条、商法22条)。また、会社の本店・支店の事業の主任者であることを示す名称又は商人の営業所の営業の主任者であることを示す名称を付した使用人は、実際に支配人として選任されているか否かに関わらず、支配人とみなされることになります(会社法13条、商法24条)。

したがって、安易に「支配人、支店長」といった肩書を与えると、肩書を与えられた人が会社の意思にそぐわない取引を行った場合、後処理が面倒となる可能性があります。立派な肩書を与えることで、使用人・従業員を鼓舞する効果がありますが、注意が必要です。

米国、BTCとETHの明確な会計基準に向け前進、NFTとステーブルコインは後回しに

https://vc.morningstar.co.jp/011252.html

アメリカにおいて、BTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)について、明確な会計基準がないというのは意外です。暗号資産(仮想通貨)の会計基準に関する議論は日本の方が進んでいるのでしょうか。

東京・八重洲ブックセンター本店2023年3月に閉店へ

現在の仕事についてから、専門書の購入で大変お世話になりましたね。業績不振ではなく、再開発が原因というのが救いですが、再び戻ってくるのは閉店から5年後くらいですか。

近頃はネット通販でも「試し読み」ができるようになって、店舗を構える書店はますます厳しいですね・・・

日経平均株価堅調

市況の話が続きますが、株価が堅調ですね。昨日の三者会合で為替が大きく動くことなくドル円143円台後半で膠着していますね。日本の10年国債の利回りは日銀防衛ライン付近まで上昇しており、このあたりで激しく動くのかどうかですね。