粉飾決算の堀正工業、「資金の行方」と「多すぎる取引金融機関」

https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1197723_1527.html

これを見る限り、負債総額300億円と発覚したのは直近のことであり、それまでは負債総額が数十億円とごまかしていたことから、会社法監査を受けていなかった可能性がありますね。それにしても、金融機関はもちろんのこと、親会社への報告もごまかしていたということなんでしょうか。続報がまたれますね。

プレスリリース

先日の分配可能額を誤った会社、監査法人にも過失があるようなプレスリリースを出したのですが、それを受けて監査法人側からもプレスリリースが出て、「会社がおっしゃるとおりでございます。」と書いてありますね。

この力関係だと「独立性」は大丈夫なんでしょうか・・・

分配可能額

某社で分配可能額に誤りがあったため、いわゆる蛸配当になったというIRが出てましたね。

期末の配当ならともかく、中間配当や自己株式取得時点の分配可能額まで会計監査でチェックするかというと、やらない場合もあるかと思います。

剰余金の処分に際して、適法意見を出す会計監査なら、必須ですけど、現行の会社法監査は適正意見をだすので、責任者の判断で検証するかどうかはまちまちではないでしょうか。