大樹町農協の職員が6700万円着服 懲戒解雇

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/989759/

定期貯金の無断解約による着服というのは定番といえば、定番ですね。
顧客から定期貯金(預金)の証書や通帳を預かるというのは、銀行等の金融機関では避ける傾向にあると感じますが、
JAではまだまだあるんでしょうね。顧客の要望からやらざるを得ないのでしょうか。

このような預かり行為を続けるのであれば、相応のチェック機能を設ける必要がありますが、
チェック機能が形骸化していたか、あるいは、チェック機能が効く程度の人員が不足しているかといったところですかね。
あと、チェック機能の見直しのほか、そもそも職員の意識改革もかなり重要です。
通常業務で大金を目にする業務なので、職員に不正をやらないような意識を醸成するというのが大事です。

社福法人「サンフェニックス」の資金横領、元理事長の医師が一転して事実認める…東京地裁公判

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230417-OYT1T50138/

読売新聞の記事です。医師と元公認会計士が共謀して巨額の横領をしたという事件。一定規模以上の社会福祉法人は、公認会計士の会計監査が必要なので、監査で失敗した事例かと思ったのですが、違うようですね。元理事長の医師の横領を元公認会計士が手助けした容疑があるというさらにたちが悪い話です。