四半期報告書廃止

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO76190500W3A111C2PD0000/

第1四半期、第3四半期は廃止で、第2四半期が半期報告書に変更されるようですね。上場会社のうち、銀行業など「特定事業」とされている会社は、現在でも第2四半期に半期報告書を提出していますが、下記資料によると、その区分は残るようですね。

https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kigyou/siryou/kansa/20230904/01.pdf

四半期報告書

今の時期は3月決算会社の第1四半期報告書が提出されてますな。しかし、いつも思うのが、監査法人から提出されるレビュー報告書の写し。あれ、実物をPDFで添付すればいいと思うのですが、入力しているようですね。そのせいで、レビュー報告書に署名した人の名前がずれて表示されているなど、かっこ悪いものがあります。

また、誤入力も誘発して、変なところに気を遣ってしまうので、PDF添付方式にすればいいと思いますが、どうなんでしょうね。

経理体制が脆弱な上場会社

https://ssl4.eir-parts.net/doc/3782/tdnet/2282428/00.pdf

未完成だった四半期報告書の提出を強行したようです。しゃれにならないミスをしていますね。損益に影響しないところの訂正だと記載されていますが、監査を受けているとはいえ、損益に影響する箇所の誤りが本当にないのか、気になるところです。

四半期レビューはどうなる?(続報)

・四半期報告書廃止はわかったけど、四半期レビューをどうするのかは審議中?

・一部の業種で今も行われている中間監査にするか?あるいは第2四半期だけ四半期レビューをするか?等の案がある模様。

・外国人投資家が売買の大多数を占める日本市場にとっては、この流れが嫌われて株価下落につながらないかどうか懸念されるところです。

・ちなみに、「監査」と「四半期レビュー」は保証するレベルが違うので、手間も全然違います。

四半期レビューはどうなる?

・四半期レビューとは、四半期報告書に、投資家が投資判断を誤る程度に重要なミスがないことを表明するため行うもの。

・四半期決算短信は、四半期レビューの対象ではないため、四半期報告書が廃止されたら、四半期レビューもなくなってしまう?

・四半期決算短信発表後、期末になっていきなり重要なミスが見つかり、期末になってから修正するのも投資家にとっては迷惑では?

・四半期レビューは四半期財務諸表の全体を検証するものであるが、監査人が重要と判断した項目、例えば、収益認識や固定資産の減損だけでも四半期ごとに検証するような制度にはできないだろうか?いわゆる合意された手続というものですが。

・監査人が重要と判断した項目は、KAMという形で期末の監査報告書に出てきますし。