大樹町農協の職員が6700万円着服 懲戒解雇

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/989759/

定期貯金の無断解約による着服というのは定番といえば、定番ですね。
顧客から定期貯金(預金)の証書や通帳を預かるというのは、銀行等の金融機関では避ける傾向にあると感じますが、
JAではまだまだあるんでしょうね。顧客の要望からやらざるを得ないのでしょうか。

このような預かり行為を続けるのであれば、相応のチェック機能を設ける必要がありますが、
チェック機能が形骸化していたか、あるいは、チェック機能が効く程度の人員が不足しているかといったところですかね。
あと、チェック機能の見直しのほか、そもそも職員の意識改革もかなり重要です。
通常業務で大金を目にする業務なので、職員に不正をやらないような意識を醸成するというのが大事です。

リースの条件変更

公開草案だと、契約上の解約不能期間だけでなく、中途解約や延長の可能性を織り込んでリース期間が決定されるから、
その可能性が変われば「契約条件の変更」ではないが、「リース負債計上額の見直し」を行う必要性も出てくると。

最近の会計基準

日本語として不自然になった印象がありますね。
お客様に改正内容を説明する際は、会計基準原文のままだと、内容が伝わらないことが多く、
さらに翻訳する手間がかかっています・・・

国内最大級の歯科医院グループ、突然の倒産劇を引き寄せた失敗

https://newswitch.jp/p/40701

業績をよく見せるために、前受金を適切なタイミングよりも早めに売上計上していたようですね。
自分ではばれていないと思っていても、決算を詳細に分析するような関係者(銀行等)には、実はばれていて、
全くいいことがなかったという監事ですかね。売上を早めに計上することで、税金の負担も実態以上に増えてしまいますし。

リースの識別

リース会計基準でいう、「リースの識別」の要件の一つに、「リースの対象となる資産が特定」というのがありますが、
この「特定」というのは、民法上の「特定物」に近い印象を受けており、その整理にした方が当事者の納得を得やすい気がしてきました。