現職の社長が逮捕

https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20230525581764/

現職の社長が逮捕とは珍しい印象ですね。大抵は逮捕前に辞任しているような。

出資法違反ということですが、財務報告に影響があるという判断になるんでしょうか。全社的な内部統制の有効性等に話が及ぶと大変な対応が必要となるように考えます。

監査人交代

年々増えてますね。なお、上場会社の話で、非上場会社の状況はよくわかりません。

上場会社だと、会社から発表があるのでわかりやすいですが、非上場会社は特に発表しません。

国立大学法人などは、契約締結相手を公表するのですが、交代があっても、よく探さないとわかりにくいです。

社福法人「サンフェニックス」の資金横領、元理事長の医師が一転して事実認める…東京地裁公判

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230417-OYT1T50138/

読売新聞の記事です。医師と元公認会計士が共謀して巨額の横領をしたという事件。一定規模以上の社会福祉法人は、公認会計士の会計監査が必要なので、監査で失敗した事例かと思ったのですが、違うようですね。元理事長の医師の横領を元公認会計士が手助けした容疑があるというさらにたちが悪い話です。

限定付適正意見

https://minkabu.jp/news/3563570

公認会計士試験の勉強では習いますが、実務では珍しいですね。限定付というのは、一部不明確又は一部明らかにおかしいところはあるが、決算書全体としては適正という監査人の意見となります。

今回は一部不明確なほうのパターンですね。前述したように実務では珍しい意見なので、このような発表があった場合は、投資家の立場としては警戒したほうがいいでしょうね。